2015.08.25
【最高品質の真珠認定事業】 日本真珠輸出加工協同組合認定 特選真珠をご紹介
ゼネラル真珠株式会社、代表の井口孔仁で御座います。本日は、当社にてお取り扱いを行う日本真珠産業の真の最高品質となる特選真珠認定品のご紹介をさせて頂きます。当社では現在およそ60点の特選真珠認定品をお取り扱い致しております。特選真珠認定事業は平成20年度より、1950年に設立された最も歴史のある日本真珠輸出加工協同組合にて真の最高品質品に対し認定証を発行を行う事業となります。現在、当組合では、輸出・国内において真珠販売を行う、当社を含む日本で有力な企業、およそ100社にて構成されている最大にして最も格式の高い事業組合となり、特選真珠認定事業は、当組合より選挙にて選出された組合役員により検査・認定を行います。2015年5月の役員改選におきましては、私、井口も役員として就任させて頂き、検査・認定事業に携わっております。
特選真珠認定品の目的は、【最高品質を証明する事】に御座います。アコヤ真珠・黒蝶真珠・白蝶真珠の3種の異なる母貝から産出されたルース、若しくはネックレス製品において、日本を代表する選抜役員の全員が最高品質と認めた真珠が認定基準です。そのため、アコヤ真珠ネックレスにおきましては平成20年度から昨年度までの平均認定本数は、全サイズを含めおよそ180本のみと限られ、まず一般市場において決して多く流通することのない認定本数となります。昨今ではアコヤ真珠において8−8.5mmのサイズを主流に生産を行っており、農林水産省公表データから推測した場合、およそ550000本のネックレスが生産されている事となります。この全生産量から計算される特選真珠認定品の生産確率は0.03パーセントとなります。この限られた本数・生産確率こそが、日本真珠産業人、全員のこだわりであると共に真の最上品質の証となり、お求め頂くお客様にもお喜び頂ける事と思います。
歴代特選真珠認定本数(当社保有数およそ60本)
アコヤ真珠(全サイズ合計) 黒蝶真珠 白蝶真珠
平成20年 93 / 620000本 61本 28本
平成21年 190 / 570000本 51本 17本
平成22年 252 / 570000本 38本 17本
平成23年 124 / 520000本 15本 9本
平成24年 163 / 520000本 21本 2本
平成25年 286 / 520000本 40本 8本
認定本数 / 全生産量 黒蝶・白蝶真珠は認定本数のみ記載
(注1)アコヤ真珠生産量は、農林水産省好評の漁業・養殖業統計統計年報による数値
(注2)アコヤ真珠の全生産量は、生産サイズを平均8.0mmとした場合の供給本数
特選真珠認定事業のもう一つの目的としては、一般市場の一部で見受けられる、【花珠真珠・オーロラ花珠真珠の鑑別鑑定書付き】の真珠製品を最高品質かのような販売方法を行っている市場の改善です。花珠真珠・オーロラ花珠真珠鑑別書付き製品は、確かに当社でもお取り扱いしておりますように、アコヤ真珠の中でも全生産量からおよそ30パーセント以内に入る【高品質を表す鑑別鑑定書】で御座います。年間にして数万本の生産が可能となる品質です。花珠真珠・オーロラ花珠真珠の利点は一定基準以上の高品質品をお探しいただく際に役立つ指標となっている点です。従来、花珠真珠・オーロラ花珠真珠などの鑑別書が無い時代では、真珠を見極める目が無ければ高品質品をお探しいただく際にも、非常に困難でありました。現在では花珠真珠・オーロラ花珠真珠の普及により一定基準以上の高品質品をお探し頂きやすくなったと思います。しかしながら花珠真珠・オーロラ花珠真珠の欠点は全生産量から30パーセント以内ギリギリの品質と10パーセント以内に入る品質の差など個々の品質の差が大きく、同時に鑑別鑑定書に記載される品質項目が同一の記載となるため、最高品質かのような鑑別記載内容となっております。そのため、一部の店舗様や販売店では、花珠真珠・オーロラ花珠真珠鑑別書の合格ラインをわずかに超えた品質に対しても、鑑別書の記載内容が最高評価となっている点から、最高品質と称して販売を行っている事も目立ちます。そこで、日本真珠産業では真の最上級品質とは、どのような真珠なのかを一般の消費者様にお伝えすべく、特選真珠認定事業を発足致しました。
現在、当社では特選真珠認定品ネックレス・ルースをおよそアコヤ真珠ネックレスでは 50本、黒蝶真珠ネックレスでは8本と、日本一の在庫数を保有致しております。最高品質品のお品物は当社の知識・技術からお求め頂くことにより、個々の特 選真珠認定品の価値を深く知って頂けると共に加工大卸業者としての価格にて販売する事が可能となります。一般市場では御覧いただける機会の無い最高品質の 美しさを是非ご実感頂きたく思っております。
ゼネラル真珠株式会社 代表取締役 井口孔仁